Japan Concrete Institute
Technical Committee Reports 2007
- Digest Edition

まえがき

imageコンクリートに関する調査・研究活動は、日本コンクリート工学協会の事業の中で最も重要なものである。
調査研究活動は、研究委員会(Research Management Committee)の管理のもと、担当する研究専門委員会(Technical Committee)が組織され、原則として2年間の研究期間の中で行われる。調査研究のテーマは、毎年公募され、5件程度が採択され、実行される。したがって、毎年、約10の研究委員会が活動していることになる。
研究専門委員会は、それぞれのテーマに関して、現在のわれわれの知と技術の水準を把握し、新しい課題と展望を審議し、必要に応じてプラクティカルな指針や規準を提案する。原則として2年間の活動によって成果をまとめ、報告書を作成する。審議の途中段階でシンポジウムを催し、情報収集を行う委員会も多い。調査研究を終了した翌年には、研究成果をまとめた報告書を公表し、報告会またはシンポジウムを開催して、会員、関連学協会、企業、一般社会に成果を還元する。研究成果の概要は、毎年7月に行われる年次大会でも報告される。

最近の研究テーマを分野としてまとめると、以下のようである。
(1)材料・新材料開発
(2)材料物性・材料性能
(3)試験方法・検査・品質管理
(4)耐久性・長期性能・劣化メカニズム
(5)構造性能
(6)耐震性・耐震構造
(7)施工・製品製造
(8)リスクマネジメント・アセットマネジメント
(9)コンクリートの文化的側面・歴史的構造物の診断・修復
(10)コンクリートと環境問題

日本コンクリート工学協会では、国際的に活動範囲を拡大することに努めているが、研究活動を統括する研究委員会においても、折角の研究成果を国内にのみ止めるべきでなく、全世界のコンクリートの研究の推進に役立てるべく、その方法を検討してきた。そして、現状では報告書そのものをすべて英文化することは困難であるが、各研究専門委員会が年次大会に報告する成果概要を英文化し、冊子にまとめて海外に配信することとした。
本概要報告書、Technical Committee Report 2007−Digest Edition、は、その第1号である。概要報告といっても、各10ページほどのかなり詳しい概要であるが、さらにオリジナルの全体報告書を見たいと思われるならば、日本語で書かれたものであるが、協会事務所に連絡して是非入手され、参照していただきたい。
この概要報告書が、世界のコンクリート研究の推進に幾ばくかでも寄与し、また国際的な研究協力の推進に役立つことを希望するものである。

2007年9月
社団法人日本コンクリート工学協会
会長 友澤史紀


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