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 JCI年次大会(仙台)へのお誘い

コンクリート工学年次大会 2007 (仙台)
実行委員長  大塚 浩司 (東北学院大学副学長)


 第 29 回コンクリート工学年次大会を「過去・ひと・未来 千代につながるコンクリート」をキャッチフレーズとして、仙台市で開催致します。 このキャッチフレーズには、人の知恵で作り出されたコンクリートは、過去から現在、さらに未来へと、その時代ごとに生じる様々な問題をひとの知恵によって解決しながら、永遠につながっていくという意味が込められています。現在のコンクリートにまつわる種々の問題としては、例えば耐久劣化、寿命の問題など早急に解決しなければならない問題があることも事実です。このような問題を解決してはじめて長寿命化(千代につながること)も可能です。 8 年前、 1999 年に開かれた仙台大会では「過去と未来を結ぶコンクリート」でした。そのイメージは今回につながっていますが、コンクリートを造り、手をかけ、技術をつなぐのは「ひと」であることを明示し、さらに「千代(ちよ)」は伊達政宗が千代(せんだい)に城を築き後に字を仙台と改めたといわれる故事にかけたものです。

 大会は、前回と同じ市の中心街にある江陽グランドホテルを 3 日間ほぼ借り切って行います。ホテルの玄関前に地下鉄の出入り口があり、繁華街にも近く、この会場は、とても便利であると前回大変好評を頂きましたので今回も同じ会場にしました。今回はかなり前回より参加者が多くなることが予想され、少し狭いと感じられるかもしれませんがご容赦願います。

 コンクリート工学講演会では、過去最多の申し込みを受け、最終的には約 650 件の論文が発表されます。リサーチプラザでは、研究専門委員会の研究成果発表が行われます。

 コンクリートテクノプラザは、「千代につながるコンクリートテクノロジー」というテーマのもと多くの企業や団体から最新技術の紹介が行われます。

 生コンセミナーは、「変化する環境の中で −だれが・どこで・なにを− 」をテーマに企画しております。

 特別講演会では、キャッチフレーズになぞらえ、「過去」については、東北歴史博物館館長の工藤雅樹氏を講師に迎え、多賀城に国府が置かれた時代から古都平泉を築いた藤原氏の時代までをお話ししていただく予定です。「未来」については、世界の光通信研究をリードしつづけてきた国立情報学研究所顧問の末松安晴氏を講師に迎え、今後の工学のあるべき姿や研究者・技術者に大切なものなどについてお話ししていただく予定です。

 見学会は、JR東日本 衣川橋梁改築工事現場と平泉見学コースおよび東北中央自動車道栗子トンネル建設現場コースの2コースを計画しております。

 以上のような企画で仙台大会が催されます。仙台は、酒も魚もおいしいところです。どうぞ皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。