コンクリート工学年次大会2008(福岡)日程/2008.7.9〜7.11 会場/福岡国際会議場
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実行委員長の挨拶
JCI年次大会(福岡)へのお誘い
コンクリート工学年次大会2008(福岡)
実行委員長 江崎 文也(福岡大学教授)
 1992 年(福岡), 2000 年(宮崎)に続く九州では3回目となる第 30 回コンクリート工学年次大会を,福岡市で開催することになりました。大会のキャッチフレーズは,「九州発・美しく長寿命なコンクリート」です。最近では,二酸化炭素の排出による深刻な地球温暖化現象に歯止めをかけるため,コンクリートに関わる産業にも省資源・省エネルギー対策を真剣に考える必要が迫られています。このキャッチフレーズには,長寿命で美しいコンクリートを造り,省資源・省エネルギーに貢献しようとする意味が込められています。アジア諸国に近い九州から率先して長寿命で美しいコンクリートを育てていくことは,今後コンクリート工事が盛んに進むことが予想される中国をはじめ,アジア諸国への貢献にもつながるものと考えています。前回の大会では,世紀の変わる年の開催であることから,「歴史を刻み,次代を拓くコンクリート」を掲げました。当時はバブルがはじけて,その後景気の低迷が長く続きましたが,最近ではようやく明るい兆しも見えてきました。しかし,建設業界は,必ずしも楽観できない状況であることには変わりがありません。前回のフレーズで用いた次代を拓くコンクリートの意味に込められたものが,今回の大会で掲げた長寿命で美しいコンクリートを造ることに求められているものと考えています。

 大会は,アジアの交流拠点都市として発展している福岡市が,古くから大陸との交流の窓口であった海の玄関口の博多港中央埠頭地区に, 2003 年 3 月に建設した福岡国際会議場を会期中借り切って開催致します。陸の玄関口である JR 博多駅や空の玄関口福岡空港にも近接した位置にあります。会場の近くには,宿泊施設や宴会場のある福岡サンパレス,大相撲が開催される福岡国際センターや多目的展示場となるマリンメッセ福岡,韓国との高速定期便が就航する博多国際ターミナル,憩いの場であるベイサイドプレイス博多埠頭など,福岡市の施設が集中した場所にあります。

 講演会では,前回の九州大会とほぼ同じ数の論文発表の申し込みがあり,最終的には 640 件前後の論文が発表されます。コンクリートテクノプラザでは,「九州発・美しく長寿命なコンクリートテクノロジー」をテーマとして,新技術内容の展示・説明のほか,最先端技術を紹介する技術紹介セッションコーナーを設け,生コンセミナーでは「長寿命コンクリートへの展開」をテーマに,基調講演とパネルディスカッションを企画しています。特別講演会では,陶芸家の沈壽官氏を講師に迎え,「 陶房雑話」 についてご講演して頂くことにしています。見学会は, 「学生見学会−重工業発祥の地・北九州の歴史探訪」 および 「三池炭坑・有明海・柳川めぐり」 の2つのコースを計画しております。また,今回は初めての企画として,特定のテーマに絞って会員相互が討議できる場を設け,7つの研究集会で活発な討議をしていただくことにしています。

 会期中は博多祇園山笠が行われており,市内各所には飾り山笠が展示されています。海に面し,野山にも近く,おいしいお酒や食物が豊富にあります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。