20021220

四国コンクリート研究会第2回「四国地区のコンクリート構造物の非破壊検査・

調査に関する研究委員会」議事録(案)

1.日 時:平成141220日(金) 14:0017:00

2.場 所:徳島大学工学部 共通講義棟K205教室

3.出席者:(敬称略、順不同)橋本、加地(石井代理)、横井、柳本、久米川(一宮代理)、川人、近江、鎌田、後藤、吉川、横田、松山、田野、三浦、秦、黒岩、川本、  欠席:渡辺、太田

4.配付資料:

2−1 四国コンクリート研究会第2回「四国地区のコンクリート構造物の非破壊検査・調査に関する研究委員会」議事次第

2−2 四国コンクリート研究会第1回「四国地区のコンクリート構造物の非破壊検査・調査に関する研究委員会」議事録(案)(平成14920日開催)

2−3 四国コンクリート研究会・新規研究委員会委員名簿(平成141211日現在)

2−4 第1回四国コンクリート研究会拡大幹事会議事録(案)(平成141024日開催)

2−5 非破壊検査保有リスト

2−6 徳島県提供:非破壊検査実施現場候補地点「耐震補強のための橋脚RC巻立て工事箇所」

5.議 事:

(1)  委員長挨拶および新委員の紹介

橋本委員長より開会の挨拶と配付資料の確認があり、引き続き、今回から参加されることになった新委員6名の自己紹介があった。

(2)  前回議事録の確認

資料2−2の前回議事録(案)に対して意義はなく、了承された。

(3)  平成14年度第1回拡大幹事会での報告

橋本委員長より資料2−4の概要説明があった。当委員会に対しては、「オリジナリティーが含まれるような取り組みが期待される」とのコメントがあった旨の報告があり、四国特有の構造物を対象とすることや、現場における講習会を開催することなどを試行していきたいとの考えが示された。

(4)  各委員所属機関での保有する非破壊検査に関する検査機器のまとめ

各委員より資料2−5の保有機器について簡単に紹介があった後、非破壊検査技術に関する活発な質疑応答や情報交換が行われた。

各委員所属機関が保有する非破壊検査装置は以下の手法に大別される。

      コンクリートの品質検査:シュミットハンマー、超音波法、衝撃弾性波法など

      鉄筋配置・かぶり検査:電磁波レーダー法、電磁誘導法など

      鉄筋腐食診断:交流インピーダンス法、自然電位法など

(5)  調査構造物の候補および調査項目について

徳島県から、調査現場として資料2−6の候補地点があることが紹介され、現場条件から徳島県美馬郡脇町の井口谷橋(橋脚巻立て補強)の提供が可能であるとの説明がなされた。

国土交通省から、無筋コンクリート(コンクリートの品質検査用)として、徳島県那賀郡那賀川町の中島高架橋下に曝露してある「国土交通省四国地区骨材資源対策委員会」実施のフィールド試験用ブロックの提供が可能であることが示された。(コア抜きの計画があり検査結果と比較可能)

鉄筋配置検査用の現場としては、施工時の配筋図面や写真等の記録が残っている必要があり、これに該当する提供可能な地点があれば提示していただくよう国土交通省ならびに各県の委員に依頼した。

鉄筋腐食診断用の現場としては、電極用と検査結果の確認のためのはつりが伴うため、補修や取り壊し計画のある地点を募ることとした。候補として、国土交通省が各県で実施している扉門総点検の現場や徳島大学工学部建物の可能性が示された。

次年度に予定している現場調査について、各委員にどういう装置で、どういう構造物の非破壊検査を実施してみたいかのアンケートをとることとし、その結果を踏まえて現場提供の募集と絞り込みを進めることとした。

(6)  その他

田野委員の方で、X線探査等の高度検査技術についての調査(実施会社、装置仕様、装置のレンタルの可否等)、つくばのショーボンド補修工学研究所ならびに国土交通省技術研究所の見学の打診、非破壊検査会社による技術説明会の依頼を行って頂くこととした。

6.次回研究委員会の開催日時

日時:平成15418日(金)または25日(金) 14:0017:00 ・・・決定次第メールにて通知する。

場所:徳島大学工学部共通講義棟

報告者:加地(石井代理)委員

以上