コンクリート分野における
海水の有効利用に関する研究委員会

JCI-TC-121A
 
委員会設立主旨

 資源の有効利用が求められており、水資源に関しては、人口増、急激な都市化の進展により、2050年には世界の飲用水が困窮するとも予測されている。コンクリート分野では、練混ぜ水、養生水、清掃水などに年間数十億トンの淡水が消費されているが、地球上に豊富にある海水は鉄筋コンクリートへの使用は認められてない。コンクリート分野において、積極的に海水を使用することができれば、水資源を有効に活用できると考えられる。
 本研究では、練混ぜ水や養生水などへの海水の適用に関する知見を収集し、その問題点と改善策について実験、文献調査を含む検討を行ない、さらに製造方法、施工方法に関する海水の利用技術についても実験やシミュレーションを行い検討し提案する。


 
 
活動計画

下記の項目に関して4つのWGを構成し調査、検討を行う。

  • WG1 海水、未洗浄海砂を用いたコンクリート構造物の事例調査(構造物調査、文献調査)
    (1)事例調査(良い、悪い事例、海外事例)
    (2)規準類調査(過去の示方書、海外)
    (3)構造物調査
  • WG2 練混ぜ水、養生水に海水を使用したコンクリートの物性評価(実験、文献調査)
    (1)練混ぜ水に海水・海砂を使用した場合のコンクリート、鉄筋腐食に及ぼす影響
    (2)養生水に海水を使用した場合のコンクリート、鉄筋腐食に及ぼす影響
    (3)海水を使用したコンクリートへの防錆剤の効果の検討
  • WG3 海水使用コンクリートの性能向上および補強材の検討(実験、文献調査)
    (1)海水練りコンクリートの性能向上効果とメカニズムの検討
    (2)海水を使用した場合の防食鉄筋、竹筋の効果の検討
    (3)(劣化予測と耐久性照査方法の検討)
  • WG4 海水使用コンクリートの製造・施工方法の検討(実験、文献調査、シミュレーション)
    (1)コンクリート分野における水(海水を含む)利用の実態調査
    (2)製造、施工方法の留意点と提案
    (3)震災コンクリートガラ有効利用の適用検討
  • 全体検討:海水使用の問題点と普及のための提案など

スケジュールの概略を下記に示す。

  • 2012年 5.21 委員案決定
  • 2012年 7.12 第1回委員会
  • 2012年 7〜12月 各WG開催
  • 2012年 12月 第2回委員会
  • 2013年 3月 委員会内中間報告、シンポジウム開催案検討
  • 2014年 3月 委員会活動報告
  • 2014年 秋 シンポジウム(委員会報告、論文発表)

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