コンクリート構造物のインフラドック構築
フィージビリティ調査研究委員会

JCI-TC125FS
 
委員会設立主旨

 21世紀はSustainable社会の世紀であり、長寿命化のconceptは人間のみならずインフラ施設でも重要である。東日本大震災復興の今後も踏まえれば、コンクリート既設建設物の維持管理及び点検・診断のための技術と制度の整備が必要である。しかし、現状の目視や架け替え時期判定のための点検では不十分であるため、「人間ドック」と同様なインフラドックの構築が持続可能なコンクリート構造物維持のため急務と考えられる。
 そこで、コンクリート構造物のインフラドック構築のための点検技術として現場計測法の整備を図り、インフラドックに有用な検査法の整理・提案を早急に行う。さらに、インフラドックでの業務の制度を確立し、それを担当するドクター制度の整備も避けては通れない問題と考えられる。そこで、これらに対処すべくフィージビリティ調査を行うことにした


 
 
活動計画

作業すべきWGの内容は、以下のようである。

WG1:有用なコンクリートの欠陥評価法の整理
検査のために、可視化を含めた現場仕様の非破壊試験法の開発と整理を進める
WG2:インフラドック現場検査手順の確立
コンクリート構造物のインフラドック構築のための点検技術として現場計測法を整備する。
WG3:検査制度の確立と検査員としてのコンクリート診断士の活用
実施には、受診方法や制度の確立に加えて、検査員や医師にあたるスタッフが必要で、それには(社)日本コンクリート工学協会の「コンクリート診断士」の活用を検討する。

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