自然環境下のコンクリート劣化研究委員会

JCI-TC164A
 
委員会設立主旨

 本研究委員会は、自然環境下のコンクリート性能を扱った1991-1992年・2003-2004年に設置された研究委員会の後継委員会として、(1)一般環境下の劣化(中性化)、(2)塩害環境下の劣化、(3)凍害環境下の劣化、(4)火山性腐食ガス・土壌環境下の劣化を対象にして、その地域性評価を行うとともに、その中で暴露試験・促進試験のあり方の整理、暴露試験協力ネットワークの構築、次世代の暴露試験のリーダー育成を図る。
 なお、今回設置委員会の重点課題として「九州・中国地域のコンクリートの凍害」を掲げ、九州・中国地域における凍害の実態調査、劣化外力の大きさの検討と適切と考えられる場所において暴露試験を実施する。


 
 
活動計画

 本研究委員会内に、凍害環境WGおよびそのSWGとして、九州凍害環境SWG、中国凍害環境SWG、北海道・東北凍害環境SWG、塩害環境WGの2WG、3SWGを置き重点的に活動する。一般環境下の劣化(中性化)、火山性腐食ガス・土壌環境下の劣化については、本研究委員会直轄で活動する。
 本委員会を年1〜2回開催し、SWGは対象地域での活動を中心に年4回程度開催する。これとは別に1年目終了前後に、福岡・鳥取で暑中コンクリート、寒中コンクリートに関する基調講演、凍害に関する論文発表で構成されるシンポジウムを開催する。最終年度終了後、成果を報告書にまとめるとともに報告会を開催し公開する。


(c)自然環境下のコンクリート劣化研究委員会