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四国横断自動車道吉野川サンライズ大橋の建設工事
—耐久性と施工性の向上の実現—
山下恭敬・十河浩・村井悠・青山達彦
四国横断自動車道吉野川サンライズ大橋は、一級河川吉野川の河口に建設される橋長1696.5mのPC15径間連続箱桁橋である。鳥類の飛翔と河川流況を阻害しないように環境配慮の観点から、最大支間長130mの桁橋形式が採用された。また、維持管理性向上のため、極力、支承部を少なくし中央5径間にラーメン構造を採用した。さらに、工期短縮を目的としてプレキャストセグメントを用いた張出し架設工法を適用した。本稿では、橋脚、柱頭部の耐久性向上施策、プレキャストセグメントや張出し架設における場所打ち調整目地について、コンクリートの配合や施工方法の観点で検討した結果を報告する。
温度応力解析、石灰砕石、低熱ポルトランドセメント、プレキャストセグメント、場所打ち調整目地