特集

エココンクリート


大量生産・大量消費型の生活による資源の枯渇や温暖化が、地球規模で次第に深刻な問題となってきています。昨年末には地球温暖化防止京都会議が開催されて温室効果ガスの削減目標が策定され、いよいよ「持続可能な開発」への取り組みを本格化させねばならない時代となりました。天然資源が有限であるという現実に対応してリサイクル率を向上させるとともに、環境負荷低減策を講じる必要があります。

「コンクリートアイランド」という言葉に代表されるように、コンクリートは環境悪化に結びつくという理解がされてきたのではないでしょうか。コンクリート技術に携わる我々は、コンクリートと環境との関わり方を充分に考え、積極的にコンクリート技術の改善や開発をすすめねばなりません。そのような背景を踏まえ、「環境問題に挑戦するコンクリート技術」の発展をいささかでもサポートできればとの思いから、本特集号のテーマを「エココンクリート」としました。

本会では、既に1994-1995年にエココンクリート研究委員会を設置し、研究成果を報告書としてまとめました。同報告書は好評を博して完売し絶版となっています。そこで本特集号では、同研究委員会の研究成果に立脚して、最新のエココンクリート技術を紹介することと致しました。同委員会の主たるテーマであったポーラスコンクリートにとらわれず、環境と共生するコンクリート、環境負荷を低減するコンクリートなど広く「環境問題に挑戦するコンクリート技術」をご紹介いたします。

この特集号が会員のエココンクリート技術への関心を一層高め、同技術の今後益々の発展につながればと期待しております。

(コンクリート工学編集委員会)

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