塩分雰囲気下の過酷環境下におけるコンクリート構造物の保護 ―耐久的な構造物建設の鍵―
R. N. Swamy・大城武・濱田秀則・谷川伸


概要:
ここ40年〜50年の経験から、コンクリート構造物が塩分雰囲気下のように厳しい環境条件下において使用されている場合、現在の設計の考え方では十分な耐久性を維持できないことが次第に明らかとなってきた。短期間のうちに著しい劣化が生じている構造物も決して少なくはないのが実状である。その場合、コンクリート中に埋設されている鉄筋の腐食が、鉄筋コンクリート構造物の耐久性を低下させる最大の要因となっている。本文は、そのような厳しい環境条件下において使用される鉄筋コンクリート構造物に十分な耐久性を持たせるために考え得る方法として、(1)透水性、塩分拡散性を低下させるための鉱物質混和材の適切な利用、(2)コンクリート中への有害物質の遮断方法としてのコンクリート表面被覆の適用について、その効果を考察するものである。
キーワード:
設計、耐久性、塩分、過酷環境、鉱物質混和材、コンクリート表面被覆

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