コンクリート中の鉄筋の腐食について
―長期暴露試験より得られたこと―
Tarek Uddin Mohammed・濱田秀則


概要:
コンクリート中の鉄筋の腐食は、コンクリートの専門家(研究者、技術者)にとって、鉄筋コンクリートの耐久性を阻害する主要因として共通の関心事項である。この問題に関しては古くから数多くの研究が実施されてきた。しかし、実際の構造物において鉄筋の腐食がどのように進行するのかを正確に把握するための一手法として、長期暴露試験の意義は大きく、構造物の耐用年数を正確に評価するための基礎的かつ重要なデータを得ることができる。このような背景に鑑み、本文においては、これまでに筆者らが実施してきた長期暴露試験より得られた、中性化による鉄筋の腐食および塩化物イオンによる鉄筋の腐食に関するいくつかの貴重な結果を取りまとめるものである。これらの結果は、また短期間に実施する促進試験の結果と比較する意味でも貴重なものである。
キーワード:
鉄筋腐食、長期暴露試験、供用期間、中性化、塩化物イオンによる腐食、短期促進試験

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