活動の概要






■更新日時:2006年 2月 6日


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第1次委員会(1981.8〜1985.9)

委員長:田辺忠顕(名古屋大学)  幹事:小野 定(清水建設)
梅原秀哲(名古屋工業大学) 石橋忠良(JR東日本) 川口 徹(大林組) 斉藤明博(関西電力) 長田晴道(JR西日本) 平賀友晃(戸田建設) 服部高重(大成建設) 原口 晃(電力計算センタ−) 倉林 清(戸田建設) 桝田佳寛(宇都宮大学) 森本博昭(岐阜大学) 山川秀次(電力中央研究所) 山崎敝敏(鹿島建設) 吉岡保彦(竹中工務店) 吉川弘道(武蔵工業大学) 吉田 一(東京電力) 吉田好孝(本四公団)

 第1次委員会は、温度応力発生のメカニズムの解明を主たる目的として活動を行っている。その結果、コンクリ−トの初期硬化過程における平面保持の仮定がある精度で成立することを明らかにし、その仮定に基づけば、容易に温度応力の推定が行えること、また、その場合に、外部拘束係数が軸方向変形に対する拘束係数と、曲げ変形に対する拘束係数とに分離され、それぞれ、コンクリ−ト躯体の形状、被拘束体と拘束体との剛性比によって与えられることを明らかにしている。
 これは、従来、内部拘束の時にのみ使用していたCompensation Lineによる応力の推定方法が、外部拘束が作用する場合にも使用できるように理論的に拡張され、単に上下方向に温度勾配がある場合のみでなく、左右の厚さ方向にも温度勾配がある場合にも、同じ概念をCompensation Planeとして適用できることを示している。
 結果として、外部拘束係数を同定し、それに基づく簡易温度応力計算法として、Compensation Line法(以下、CL法)およびCompensation Plane法(以下、CP法)を提案している。また、本委員会では、マスコンクリ−トの温度応力推定方法に関する既往の研究とその総括を行い、その後の我が国におけるマスコンクリ−ト技術の方向を示している。


第2次委員会(1989.4〜1992.3)

委員長:田辺忠顕(名古屋大学)  幹事:小野 定(清水建設)  幹事:梅原秀哲(名古屋工業大学)
川口 徹(大林組) 服部高重(大成建設) 倉林 清(戸田建設) 森本博昭(岐阜大学) 山川秀次(電力中央研究所) 吉川弘道(武蔵工業大学) 石川雅美(東急建設) 近藤吾郎(千葉大学) 佐藤良一(広島大学) 庄野 昭(間組) 布谷一夫(竹中工務店) 根井 浩(科学技術振興事業団) 林 徹(熊谷組) 三島 徹(前田建設工業) 万木正弘(鹿島建設) 曽根徳明(秩父小野田セメント)

 第2次委員会は、温度ひび割れ幅の算定方法の提案を目的に活動を行っている。
 統計的方法からFEM法に至る各種の算定方法をレビュ−した後に、第1次委員会の成果を受け、CL法およびCP法およびCP法を直接的に拡張した形で、ひび割れ幅を算定する「CPひび割れ幅法」を提案している。


第3次委員会(1995.4〜1998.3)

委員長:田辺忠顕(名古屋大学)  幹事:小野 定(清水建設)  幹事:梅原秀哲(名古屋工業大学)
川口 徹(大林組) 倉林 清(戸田建設) 森本博昭(岐阜大学) 石川雅美(東急建設) 近藤吾郎(千葉大学) 佐藤良一(広島大学) 庄野 昭(間組) 三島 徹(前田建設工業) 遠藤孝夫(東北学院大学) 大久保孝昭(建築研究所) 黒岩秀介(大成建設) 浜田純夫(山口大学) 中村秀明(山口大学) 横関康祐(鹿島建設) 杉山 律(間組)

 第3次委員会は、外部拘束係数の範囲の拡張と層状打設の場合の精度良い外部拘束係数を同定し直すことを目的に活動をしている。
 3次元のFEMによる数値計算を行い、その結果に基づいて外部拘束係数の見直しを行っている。新たに提案された外部拘束係数は3次元場が対象であり、これにより層状打設の壁状構造物の温度応力が直ちに推定できるようにしている。したがって、従来の外部拘束係数とオ−バ−ラップする部分もあるが、より広い意味でのCL法、CP法の適用範囲の拡張がなされている。また、これによりCPひび割れ幅法の精度の向上にも寄与している。
 さらに、同委員会は、外部拘束係数を使用しない簡易温度応力計算方法について検討し、将来、外部拘束係数を使用しない計算方法が有望であることを示している。


FEM版FD作成WG(2000.4〜2003.3)

 主査:田辺忠顕(名古屋大学)
 石川雅美(東急建設) 石川靖晃(名城大学) 梅原秀哲(名古屋工業大学) 小野 定(CRCコンサルタント) 遠藤孝夫(東北学院大学) 大内一之(戸田建設)  黒岩秀介(大成建設) 近藤吾郎(千葉大学) 佐藤良一(広島大学) 杉山律(間組) 中村秀明(山口大学)  三島徹也(前田建設工業) 溝渕利明(法政大学) 森本博昭(岐阜大学) 万木正弘(弘前大学) 伊藤誠(東急建設)  
 FEM版FD作成WGでは、現在販売されているプログラムのプリポストを中心とした大幅なバ−ジョンアップを実施し、格段に使い勝手の良いプログラムに修正しました。
 また、表面ひび割れ幅を解析するプログラムやの開発を進めています。


マスコンクリ−トソフト作成委員会(2003.4〜 )

 委員長:田辺忠顕(JCI中部支部技術評価・支援機構専務理事)
 幹事:小野 定(CRCコンサルタント) 幹事:石川靖晃(名城大学) 幹事:中村秀明(山口大学)
 石川雅美(東北学院大学) 伊藤誠(東急建設) 梅原秀哲(名古屋工業大学) 遠藤孝夫(東北学院大学) 大内一之(戸田建設)  黒岩秀介(大成建設) 近藤吾郎(千葉大学) 佐藤良一(広島大学) 杉山律(間組) 三島徹也(前田建設工業) 溝渕利明(法政大学) 宮澤伸吾(足利工業大学) 森本博昭(岐阜大学) 万木正弘(弘前大学) 糸山豊(名古屋工業大学)  
 マスコンクリ−トソフト作成委員会では、JCIマスコンクリートの温度応力研究委員会の活動を引き継いで、温度応力委員会が作成販売した一連の温度応力解析ソフトのメンテナンス、アップデートを大きな活動目的としています。
 それと同時に、温度応力に限らず、近年クローズアップされてきた自己収縮による初期ひび割れ、乾燥収縮による初期ひび割れも視野に入れて、性能照査型設計への対応を計ることをもう一つの大きな活動としています。



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