性能設計対応型ポーラスコンクリートの
施工標準と品質保証体制の確立
研究委員会

JCI-TC131A
 
委員会設立主旨

 ポーラスコンクリートは、内部に連続空隙を有し、透水性、保水性、植生など多様で様々なレベルの性能を設計できることから、今後、環境面のみならず豪雨対策などの防災面でも重要な役割を果たす社会基盤材料となる事が期待されています。しかし現時点では、性能設計の基本となる安定的な生産に不可欠な施工標準・品質保証などの規準を我が国で整備するに至っておらず、このことがポーラスコンクリートの健全な普及を妨げていると言えます。本研究委員会では、土木、建築、化学の各分野から、また研究者だけでなく、発注、製造、施工の分野からも委員を募り、実務・実用段階で要求される課題に重点を置いた研究活動を行い、ポーラスコンクリートの施工標準と品質保証体制の確立に向けた活動を実施します。


 
 
活動計画
1)既往の国内外の研究成果と施工実績を調査・再整理し、性能設計のための基礎資料を整備するとともに、喫緊および将来の研究課題を分類・整理する。
2)実施工を含めた実験的研究を、委員会として組織的に協働で実施する。
3)我が国におけるポーラスコンクリートの性能設計を実現させるべく、上記の研究成果を踏まえつつ、我が国の技術レベルに適した設計・施工標準(案)と品質保証システムを提示する。

(c)性能設計対応型ポーラスコンクリートの施工標準と品質保証体制の確立 研究委員会