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コンクリート構造物の劣化予測における学術研究の役割と
その成果の活用に関する研究委員会報告書(CD)

CD-R・152ページ(2022年刊行)
定価5,500円(税込)/会員価格4,950円(税込)

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コンクリート構造物の劣化予測における学術研究の役割とその成果の活用に関する研究委員会(委員長:加藤佳孝・東京理科大学)は、2019年に実施したFS委員会を拡張する形で、維持管理の劣化予測で使用する工学モデルと環境・現象評価の結果を、実構造物の調査結果を用いて結びつける方法を検討することを目的として設立しました。本委員会は具体的には、構造物の劣化に関連する既往の学術成果(理論的、現象論的な成果)および調査手法等を整理し、この結果を実際のコンクリート構造物の劣化予測に活用する方法について検討してきました。このたび、特に作用としての水に着目し、水とコンクリート劣化および鋼材腐食について整理するとともに、構造物の性能評価を含めて、現状と課題について取りまとめた成果を報告します。
今後ますます増加する維持管理における劣化予測と学術研究を接続するために、水をキーワードに委員会活動を取り組んできました。本報告書が皆様の理解を深める一助となれば幸いです。

【目次】

第1章 はじめに
1.1 研究委員会設立の背景と目的
1.2 委員会での議論の進め方
第2章 作用と物質移動
2.1 気体の移動
2.2 水蒸気と液状水の移動速度の整理
2.3 水がコンクリート中の各種イオンの移動・反応に及ぼす影響
第3章 水とコンクリート物性・劣化
3.1 コンクリートの強度特性に対する水の影響
3.2 体積変化(収縮)
3.3 凍害
3.4 硫酸塩による化学的侵食(外部硫酸塩劣化)
3.5 ASR
第4章 水と鉄筋腐食
4.1 検討の方針
4.2 コンクリート中鋼材の腐食を対象とした環境の分類
4.3 コンクリート中鋼材の腐食反応を律速する条件
4.4 各種因子と腐食速度
4.5 律速条件を考慮した鉄筋腐食の評価,将来予測および対策
第5章 性能評価
5.1 はじめに
5.2 性能評価方法とその特徴
5.3 性能評価に活用可能な最新の計測技術の抽出・整理

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