メールニュースサービスを紹介します。

 (JCIメールニュースサービスのページはこちら。)

メールニュースの目的について
祝・メールニュースが1周年を迎えました
メールニュースに関するアンケート結果報告


メールニュースの目的について

2005年8月
電子情報化委員会

 コンクリート工学の日常的な変化を会員、非会員問わずコンクリート工学に興味をお持ちの皆様に伝えるためには、紙媒体の会誌に加えて、ホームページ(以下、HP)が受け身的な立場なのを鑑みると、メールニュースが有効と考えられます。例えば、メールニュースによりHPの更新状況を迅速に発信することにより、HPへの閲覧の機会を増やし、会員をはじめとする皆様に新しい情報の存在を伝えることが可能となります。その他、メールニュースの目的・意義・特徴としては、次の点があげられます。

  • 会誌「コンクリート工学」発行後に、目次をあらためて紹介することにより、閲覧の再確認を促すことができます。
  • 会告の電子版として役割をなします。
  • JCIの諸活動の状況を迅速に伝えることが可能となります。
  • JCIの様々な活動情報を電子化していく契機となります。
  • 会誌・委員会活動の電子化、HPの充実などを図っていこうと考えております。
  • 月に1回程度、継続的にメールニュースを運用できるように、無理のない運営・管理を心がけたいと考えております。

 このようにメールニュースは、会員をはじめとする皆様への日常的な情報発信として有用なことから、継続的な情報ソースの確保と情報の内容や保護に慎重な運営・管理に留意して実施することにいたしました。会員はじめとする皆様のメールニュースへのご登録、ご利用をお待ちしております。



祝・メールニュースサービスが1周年を迎えました

2006年10月
電子情報化委員会

 2005年9月18日からスタートしたメールニュースサービスですが,とうとう1周年を迎えました。メールニュース登録者数も2006年8月23日に1000名を越え,まだまだ増加の一途をたどっております。当初の予想を大きく上回る勢いに,電子情報化委員会では喜びを感じると共に責任の重さも感じております。皆様に愛されるメールニュースを発行すべく努力してまいりますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 また,電子情報化委員会では,メールニュースサービスが1周年を向かえるにあたって,現在のメールニュースの見直しを始めております。その一環として,メールニュースに関するアンケートを実施し,登録者の皆様のご意見を伺わせていただきたいと考えております。皆様の貴重なご意見を今後のメールニュースに反映させていきますので,ご協力よろしくお願いいたします。

 さて,今回はメールニュースサービス1周年を記念いたしまして,メールニュース登録者数の推移と登録者の方々が興味を持っているキーワードについてお知らせしたいと思います。

 まず,下図をご覧ください。こちらは,メールニュースサービスがスタートしてからの登録者の推移を示しています。登録者数はサービスがスタートして2ヶ月ほどで500名に達し,その後順調に増加して2006年8月23日に1000名を越えました(ちなみに,電子情報化委員会では当面の目標を登録者数1000名としていました)。
 また,登録者における正会員と非会員の割合ですが,電子情報化委員会の当初の予想に反して,非会員の方々の登録の割合が多くなっています。非会員の方々にコンクリート工学協会の活動を知ってもらう手段としてメールニュースが活用されていることは,大変喜ばしいことであります。
反面,正会員の登録者の伸びが鈍化しています。現在のメールニュースはコンクリート工学誌の会告記事が中心ですので,正会員の方々には若干物足りない内容であるかもしれません。今後,正会員向けのサービスの実施など,何らかの対策が必要のようです。


 次に,登録者の皆様にご登録いただきましたキーワードに着目します。このキーワードは,登録者の方々の興味・関心のある内容を示しています。下図は各キーワード登録者数のメールニュース全登録者数に対する割合を示しています。また,正会員(赤)と非会員(青)の割合を色分けして示しております。なお,本データは2006年10月5日現在のデータであり,全登録者数は1066名(正会員:449名,非会員:617名)となっております。
 下図からは,「補修・補強」と「耐久性・維持管理」に対する関心が高く,メールニュース登録者の80%以上が登録していることが分かります。その他,「コンクリート診断士」,「施工・新工法」,「新材料」,「非破壊検査・診断」等に対する関心も高いようです。一方,「合成・混合構造」,「プレキャストコンクリート」,「プレストレスコンクリート」,「免震・制震」に対する関心が低く,50%以下の割合になっています。


 続いて,会員種別ごとにキーワードの登録状況に着目します。下図は各キーワード登録者数のメールニュース登録者数に対する割合を会員種別ごとに示しています。全体的な傾向は上図と同様でありますので,ここでは興味・関心の対象に会員種別の違いが認められる例に着目します。正会員と非会員の登録割合の差が大きい(10%以上の差)キーワードは,以下の3つです。

「コンクリート診断士」(正会員:63.25%,非会員:79.58%)
「プレキャストコンクリート」(正会員:46.99%,非会員:36.95%)
「新材料」(正会員:81.07%,非会員:70.66%)

 正会員と非会員の違いを明確に特徴づけることはできませんが,正会員には大学・企業にて研究に携わる方が多く,非会員には実務に携わる方が多いと思われます。このことを前提にして考えますと,「コンクリート診断士」における非会員の方々の興味・関心の高さは,この資格が既存コンクリート構造物の診断・維持・管理業務の能力を証明するものとして社会に広く認知されており,社会的な要求も高いことを示しているように思います。一方,正会員の方々の興味・関心が高い「新材料」に関しては,研究対象となるのは当然のことながら,性能設計への移行に伴い,材料に対する性能の要求が多種多様になっている現状を反映しているように思われます。


 以上,メールニュースサービスがスタートしてからの登録者数の推移および登録者の興味・関心を示すキーワードについて紹介いたしました。今後,より多くの方々にメールニュースを活用していただくためにも,読者の皆様のニーズに応えることができるようなメールニュースの内容を日々検討して参りますので,皆様からも様々なご意見をいただければ幸いです。