日本コンクリート工学会

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コンクリートの基礎知識

ポンパビリティー

ポンパビリティー(Pumpability)とは、コンクリートの圧送を可能にするためのコンクリート自体の品質や性能のことである。

  コンクリートの圧送計画を立案する際の管内閉塞に対する安全度を検討するためにコンクリートのポンパビリティーを確認する必要がある。

コンクリート標準示方書では、ポンパビリティーは、(1)管壁でコンクリートが滑動するための流動性、(2)管内のコンクリートが形状変化できる変形性、および(3)圧力の時間的、位置的変動に耐える分離抵抗性の3つの性能で構成されるとしている。

  流動性、変形性および材料分離抵抗性の3つの性能は、互いに微妙に影響し合っている性質であり、たとえば、分離抵抗性の指標として脱水性を考えると、管内の抵抗は脱水が過度でも過小でも増加することになり、適度の脱水が流動性を良好に保つ。また、変形性は主に配(調)合で決まるが、材料や配(調)合の違いは流動性や脱水性にも直接影響を及ぼす。

(上記内容は、コンクリート技術の要点'07からの抜粋です。詳細はそちらをご確認下さい。)

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