日本コンクリート工学会

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会誌「コンクリート工学」

会誌「コンクリート工学」について

会誌『コンクリート工学』(約100ページ)は毎月発行し、会員に配布しています(会誌代金は会費に含む)。年3回は、話題のテーマについて掘り下げた内容を特集号としています。
斯界の権威・専門家による解説、テクニカルレポート、工事記録、講座、レビュー論文など最新の研究・技術情報をわかりやすく掲載しています。

最新号の目次

コンクリート工学 Vol.64, No.7
2026年7月号

巻頭言
会員は皆、どこかの支部会員
小出英夫
TOPICS
閉伊川災害復旧水門土木工事
関健吾・川畑勝・工藤匡貴・荒渡光貴
解説
コンクリートにおける石灰石微粉末の実用性に関する研究委員会の成果の概要
瀬古繁喜・大塚秀三・鈴木澄江・桐野裕介
概要:
本稿では、2024年度から2025年度で設置された「コンクリートにおける石灰石微粉末の実用性に関する研究委員会」の成果の一部を紹介する。主な項目は、コンクリートにおける石灰石微粉末の利用実績に関する文献およびアンケートによる調査、コンクリート製品での実大実験による石灰石微粉末の効果、カーボンニュートラルに向けた石灰石微粉末および人工炭酸カルシウムの活用、品質規格(素案)コンクリート用石灰石微粉末である。
キーワード:
石灰石微粉末、人工炭酸カルシウム、利用実績、実大実験、セメント製造、カーボンニュートラル
テクニカルレポート
低炭素型コンクリート吹き付けドーム工法の開発
巴史郎・坂井絵梨子・閑田徹志・矢島英明
概要:
2050年のカーボンニュートラルの目標達成には、カーボンリサイクル技術が不可欠である。カーボンリサイクルの観点から、吹き付けコンクリートでドームを構築する工法で建設したドーム建築物を利用して現場で炭酸化養生を行うCO2吸収吹き付けコンクリート工法の開発を行った。さらに環境配慮型低炭素コンクリートの吹き付け工法も開発し大阪・関西万博で実証建設を行った。このドーム建築物は、躯体にはじめてCO2吸収コンクリートを用いて現場炭酸化養生を実現した事例である。本報は、このドームのコンクリートの物性を、試験体とドームからのサンプルで確認し、十分な強度発現とCO2固定量を得たことを報告する。
キーワード:
カーボンリサイクル、ドーム建築物、環境配慮型低炭素コンクリート、CO2吸収コンクリート
高炉スラグ微粉末系AAMsの実用化技術について
高野智宏・田恵太・椎名貴快・皆川浩
概要:
産業副産物等を使用し、CO2排出量が少ない無機系の建設材料として、アルカリ活性材料があり、国内外で研究開発が行われている。アルカリ活性材料は強アルカリ成分を直接用いるため、セメントコンクリートと異なり、扱い方、強度発現や耐久性に注意する必要がある。本稿は、高炉スラグ系アルカリ活性材料の実用化を目指す中で課題となった、扱い上の課題、配(調)合での考え方、耐久性の一つの耐凍害性について、実施した対策や解決技術の一部を報告する。
キーワード:
化学混和剤適応試験、空気量の計測、配(調)合、離型剤、凍結融解抵抗性
東海地方の高速道路構造物におけるフライアッシュコンクリートの使用に向けた検討
牧田通・三戸隆宜・松倉隼人
概要:
フライアッシュは、コンクリートにおけるアルカリシリカ反応の抑制、長期強度の増進および物質移動抵抗性の向上に寄与する等多くの利点を有するが、これまで東海地方では十分に活用されてこなかった。東海地方で産出され、JIS A 6201の規定でII種に相当する品質を有するフライアッシュを高速道路構造物で使用していくために検討を実施した。フライアッシュの混和量は、アルカリシリカ反応抑制の観点から内割置換で20%とした。鉄筋コンクリート構造物およびプレストレストコンクリート構造物への適用を想定したフライアッシュコンクリートの性状を実験により検討し、プレーンコンクリートと同様に設計および施工管理を実施できることを確認した。
キーワード:
フライアッシュ、アルカリシリカ反応抑制、長期強度増進、物質移動抵抗性向上、高速道路、鉄筋コンクリート、プレストレストコンクリート
工事・プロジェクト記録
鉄筋コンクリートにより魅力的な内外観を実現した神戸須磨シーワールドの設計・施工
馬場拓也・爰野将児・髙山直行・黒河勝之
概要:
本計画は、1987年より三角屋根の本館を中心に30年以上多くの市民に愛されてきた須磨海浜水族園の建替え計画である。長年飼育しているペンギンやピラルク等を展示するアクアライブ、イルカのパフォーマンスプールであるドルフィンスタディアム、そして新たに迎えたシャチのパフォーマンスプールであるオルカスタディアムの3棟で構成される。本稿では、コンクリートの特性を活かした創意工夫により、海水を使用する過酷な使用環境下でも長期間健全性を確保できる耐久性に優れた水槽、公園に馴染む魅力的な外観、ダイナミックな内部空間を生み出す構造計画について報告する。
キーワード:
水族館、水槽、ひび割れ対策、エポキシ樹脂塗装鉄筋、PCa計画
講座
建築分野におけるコンクリート充填鋼管(CFT)造入門 (2)コンクリート充填鋼管(CFT)造の設計の基本
星野正宏
レビュー論文(文献調査委員会)
AI/IoT技術によるフレッシュコンクリートの品質評価に関する近年の海外文献調査
工藤正智
随筆
コンクリートに想うこと
福村裕史
海外だより
イタリア・トリノ工科大学での留学を終えて
田崎悠斗
国際情報
EURO-C 2026 Conference参加報告
柴野一真・池田弘毅・鈴木哲也
さろん
AIと人間の距離
中村秀明
コンクリート技士のページ
コンクリート技士の資格取得を目指して
秋山喜昭
コンクリート技士取得を振り返って
則包智子
コンクリート診断士のページ
資格を通じた様々な出会い
勘田泰邦
教育研究の現場を支える専門性を求めて
牧原貴之
我が職場
若さあふれる関東宇部コンクリート工業(株)豊洲工場
飯嶋大輔
トラス筋付ハーフPCa床板の省人化、省力化を図った部材量産工場 ((株)ヤマッ
クス)
嶋田孝宏

過去1年の目次

創刊からの総目次

Vol.1(1963年)からの総目次を公開しています。過去の記事で、J-STAGEに非掲載となっているものの書誌情報等は、こちらのページからご確認ください。

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