日本コンクリート工学会

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会誌「コンクリート工学」

会誌「コンクリート工学」について

会誌『コンクリート工学』(約100ページ)は毎月発行し、会員に配布しています(会誌代金は会費に含む)。年3回は、話題のテーマについて掘り下げた内容を特集号としています。
斯界の権威・専門家による解説、テクニカルレポート、工事記録、講座、レビュー論文など最新の研究・技術情報をわかりやすく掲載しています。

最新号の目次

コンクリート工学 Vol.64, No.2
2026年2月号

巻頭言
JIS改正が拓く“低クリンカー化”の現実解—石灰石10%で日本のセメントを次の標準へ
田中久順
TOPICS
高知の前浜掩体群
原田隆敏・河野一郎
解説
土木学会「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の技術指針(案)」の概要
石田哲也・國枝稔・井口重信
概要:
世界において建設分野への応用が加速する3Dコンクリートプリンティング(3DCP)技術は、我が国においても土木構造物の埋設型枠等への適用事例が着実に増えつつある。建設現場での技能者不足、工期短縮、環境負荷低減といった社会課題に対して3DCP技術は解決策をもたらす力を秘めている。土木学会において2025年に「建設用3Dプリント埋設型枠を用いたコンクリート構造物の技術指針(案)」が発刊され、セメント系材料を用いて建設用3Dプリンタで製造した無筋の埋設型枠(3Dプリント埋設型枠)を用いた構造物の構造計画、設計、製造、施工、維持管理における基本原則や留意事項がまとめられた。本稿では、この技術指針の概要を解説する。
キーワード:
3Dコンクリートプリンティング、3Dプリント埋設型枠、積層影響係数
テクニカルレポート
高専連携によるインフラメンテナンス分野の社会人技術者育成の取組み
嶋田知子
概要:
本稿は、5高専(舞鶴・福島・長岡・福井・香川)が緊密に連携し、インフラメンテナンス分野の社会人技術者育成と実務家教員育成を両輪とする仕組み及び持続性を担保するシステムを構築したKOSEN-REIM事業について報告する。2019~2023年度の文部科学省事業採択を受け、4高専に新規リカレント教育拠点を整備した他、橋梁メンテナンスに関する技術資格認定制度の運営、実務家教員の認定及び称号付与制度創設などを体系的に実施した。産官学・地域の協働と高専間連携、更に、外部支援組織の(一財)KOSEN-REIM設立により、持続的な人材育成システムを全国へ展開している。
キーワード:
インフラメンテナンス、人材育成、リカレント教育、KOSEN-REIM、産官学地域連携、技術資格、実務家教員
工事・プロジェクト記録
連層壁によりダンパー変位を大きく増幅する超高層RC制振建物の設計と施工
脇田拓弥・河本慎一郎・川岡千里・谷翼
概要:
「ザ・パークハウス戸越公園タワー」は東急大井町線「戸越公園駅」前に位置する高さ約88mのタワーマンションである。本建物のような超高層RC建物では高い耐震性や居住性を実現するため制振構造とすることが多い一方、プランの自由度や眺望確保の観点から制振装置の配置が制限され、またRC造であるためS造と比べ設置できる制振装置の種類も大きな制約を受ける。その課題に対し、著者らは居住空間を確保しつつ連層壁によりダンパー変位を大きく増幅する制振システム「TASS-Flex FRAME」を開発、実施適用しており、本稿で報告する。RC部材の特長を最大限に活かした設計により、上記の課題をクリアしつつ従来型制振を超える高いエネルギー吸収性能を実現した。
キーワード:
超高層RC建物、制振構造、連層壁、壁脚半剛接合、境界梁、プレキャスト部材、RC積層工法
PC鋼材が劣化したPC箱桁橋の撤去実績—妙高大橋上部撤去工事—
川崎文義・蓮野武志・黒川篤・渡邊隆
概要:
本工事は、1972年に建設された旧妙高大橋の上部工を撤去するものである。旧妙高大橋は、橋長300m、最大支間長85mのPC4径間連続箱桁橋であり、新潟と長野を結ぶ国道18号として約50年間供用されてきたが、2009年に行われた補修工事でPC鋼材の破断を含む顕著な劣化が確認された。応急対策を講じつつ供用が続けられたが、主桁の変形が進行する傾向が確認されたことで、2012年に別線による新橋への架け替えが事業化され、旧妙高大橋の撤去が決定した。本報では、撤去工事中の安全確保を目的として行った補強PC鋼材による主桁補強と、主桁の切断・撤去を確実に進めるための各種方策と施工実績について報告する。
キーワード:
PC箱桁、撤去、プレキャストセグメント、外ケーブル補強
JASS 5「環境性」を考慮したコンクリートの適用事例
中村雄太
概要:
本工事にて、計画建物のうちエネルギーステーション棟に高炉セメントA種相当コンクリートおよび高炉スラグB種コンクリートを適用し、普通ポルトランドセメントのみを使用したコンクリートに比べ、コンクリート製造時のCO2排出量を41593kg-CO2削減し、削減率は-27.5%となった。当該部分のみで考えると、JASS 5の低炭素性における低炭素等級は2、資源循環サブ等級は1に該当する。また、計画建物全体の捨てコンクリートに、使用材料のうち粗骨材をすべて回収骨材としたコンクリートの打込みを行い、廃棄予定の回収骨材を300t活用した。捨てコンクリートも対象と考えると、資源循環サブ等級は2に該当する。
キーワード:
環境性、低炭素等級、資源循環等級、資源循環サブ等級、環境配慮型コンクリート、回収骨材
講座
コンクリート舗装 まえがき
吉武勇
コンクリート舗装 (1)コンクリート舗装の特徴
小梁川雅
情報発信
香川が託す「コンクリート甲子園の未来」
新居宏美
レビュー論文(文献調査委員会)
鉄筋コンクリート構造部材のねじり挙動に関する実験研究動向調査
鈴木有美
随筆
考古学・歴史学からみた建築とコンクリート
野口淳
海外だより
イタリア ミラノ工科大学に留学して
永井勇輔
さろん
回想コンクリートの破壊力学委員会
橘高義典
コンクリート技士のページ
コンクリート技士の資格を取得するまでと今
安藤直人
コンクリート工事に関する教育動画の作成について
芝辻楓雅
コンクリート診断士のページ
地味な作業から大きな願いへ
高橋奈麻美
コンクリート診断士受験と取得後の意識の違い
志田立身
我が職場
北の大地から挑む、次世代コンクリートの可能性 會澤高圧コンクリート(株)
小屋畑侑子
北海道のプレキャストコンクリート製品のデパート 東陽上村アドバンス(株)です
對木啓克

過去1年の目次

創刊からの総目次

Vol.1(1963年)からの総目次を公開しています。過去の記事で、J-STAGEに非掲載となっているものの書誌情報等は、こちらのページからご確認ください。

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