日本コンクリート工学会

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2021年新春にあたって

二羽淳一郎

新年明けましておめでとうございます。本学会会員の皆様にとりまして、本年が良い年となることを祈念いたします。

さて、2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)に終始した1年であったと思います。1月に武漢で発生した新型肺炎がまたたく間に世界に広がり、昨年11月末時点で、全世界で6千万人以上の方が感染し、約150万人の方が亡くなるというパンデミックに至りました。ただし、11月にはこれに対抗するワクチン開発のニュースも出ておりますので、本年は事態の好転を期待したいものです。

わが国では、ここ数年の傾向通り、7月には熊本県を中心にした九州地方や中部地方で集中豪雨が発生し、特に熊本県の球磨川水系では河川の氾濫や堤防の決壊のため、70名近い方が亡くなっています。このような異常な事態が例年のように繰り返されており、本当に大変な時代になってきたと思います。

本学会においても、コロナ禍により、広島での年次大会や福岡での国際会議が中止となりました。これも極めて異常な事態であったと思います。また例年各地で開催しておりますコンクリート技術講習会も中止せざるを得ませんでした。このように、本学会の活動が大幅に縮小されましたが、活動の大きな柱である、コンクリート技士・主任技士試験、ならびにコンクリート診断士試験は、開催にあたって感染防止に万全の注意を払った上で、実施することができました。実施に当たってご尽力いただいた、資格試験関係委員会や、試験実施に際してご協力いただいた各位に、衷心よりお礼申し上げる次第です。

また研究専門委員会や技術専門委員会の報告会やシンポジウムは、そのほとんどが、参加者が会場に集まる対面形式ではなく、パソコンを通したオンライン形式で実施されることになりました。元会長である三橋博三委員長のイノベーション戦略委員会の報告会もオンライン形式で11月に無事開催され、将来に向けてJCIの進むべき方向性について、貴重な提言をいただきました。本年は、このオンライン化が一層活発に活用されていくものと思われます。

準備が進められている年次大会2021(名古屋)もオンライン形式での開催となり、コンクリートテクノプラザも初めてバーチャル形式での開催となります。バーチャル空間に配置された企業ブースで、3D画像や動画などにより新技術が展示され、またWEBを通しての対話も可能となるとのことです。インターネット環境があれば、内外のどこからでも参加できます。新時代のテクノプラザを是非お楽しみいただければと思います。

厳しい状況が続きますが、力を合わせ、元気を出して、この困難な事態に対処していきたいと思っております。会員の皆様の力強いご支援とご協力をお願いいたします。

公益社団法人日本コンクリート工学会
第29代会長
にわ・じゅんいちろう
(東京工業大学 環境・社会理工学院 教授)

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